わかば会 「ひめボス」のご紹介
石井有希子さん(所属:くすのき園)
2023-03-14
障がい者支援施設くすのき園の石井です。
平成16年、新卒でくすのき園に入職し、利用者の皆さんとはそれ以来、密なお付き合いをさせていただいています。
楽しく嬉しい時間だけでなく、苦しい時間や困りごとなども共有しながら過ごしてきたなかで、利用者の皆さんから教わるばかりだった22歳のわたしも、時々利用者さんから頼ってもらえる42歳のサービス管理責任者兼、母親12歳になりました。
自分の生活様式に変化があった際に1度わかば会を退職し、別法人で勤務した経験がありますが、その際にも尊敬できる職員の皆さんと出会うことができ、今の自分の大きな糧になっています。
これまでたくさん失敗したり、配慮が足りず利用者さんに嫌な思いをさせたりしてしまったこともありましたが、利用者の皆さんは誰かの失敗を責めることはありません。いつも許してくれて、やり直しの機会を与えてくれます。そのおかげで、もともと神経質でクヨクヨしがちだったわたしも、公私ともに大胆に挑戦したり、切り替えが上手にできるようになってきました。
それは、法人の風土が利用者ファーストでありながらも、職員の個性を尊重してくださることやプライベートを大切にさせてくださることからもたらせられたものだと、子育て期、そしてコロナ禍をリアルタイムで過ごして改めて感じています。
プライベートでは、感染症に気を付けながら人の少ないところに同僚と出かけたり(写真は愛媛が誇る四国カルストに行った時のものです!)、ご近所のみんなとおうちキャンプをしたりと工夫をしながら楽しんでいます。また、自宅では3頭の柴犬と暮らしておりますが、写真1番手前の「ねねちゃん」はくすのき園で10年近くを、利用者の皆さんとお互いを思いやりながら過ごした子です。我が家でシニア期をのんびりと謳歌している姿を見るのがとっても幸せで、利用者の皆さんとねねちゃんの姿を時々重ねて、みんながこんな風に過ごしてくれるようなくすのき園でありたいと思うことがあります。
小さな子供を育てながら、ご両親を介護しながら、自分の苦手な部分とも向き合いながら、一生懸命くすのき園で働いている職員が、自分のことも周囲のことも大切に豊かな気持ちでいられるような職場作りを目指したいと思います。