8月20日から9月12日まで、愛媛県内においてまん延防止等重点措置が適用されることになりました。
今まで同様に手洗い、消毒、検温、マスク着用を徹底していきたいと思っています。
コロナ渦での生活も2年目に入りましたね。
賑やかだった蝉の声からコロコロと虫の声に変化している今日この頃。生活リズムや私たちを取り巻く環境も変わって、会いたい人にも会えない、今までのような活動が出来ない・・・。
そんな毎日でも季節だけは春夏秋冬巡って行くんですね。
今回、私が紹介するのは 人気絵本作家ヨシタケシンスケさんの
「ものは言いよう」。
ヨシタケさんが自身を言葉とイラストで解説していくヨシタケシンスケ取扱説明書?解体新書?的な本です。
とにかく字が小さい!!
イラストも小さい!
原寸大のイラストは更にちっこい!!
老眼の私にはものすごく辛い修行のような読書になりました。
(あまりにも眼が辛く裸眼でガン見しましたが・・)
ヨシタケさんの過去の作品や考えていることが伝わってくる盛りだくさんの一冊になっています。
「自由に作品作っていいよ」
と編集者から言われると窮してしまうとか、色を塗るのは苦手・・・とか読んでいて思わず
「ほんまかいっ?!」
と心の中でツッコミを入れて
しまいつつ何かホッとしてしまう私です。苦手なことを意識して得意な人に任せてしまうのも一つの考え方だよなあと思います。
創作は自分の力だけでやらなければならない!
なんてことはない。
良い出会いに恵まれるためにも続けていくことと人に見せていく事は大切なんだよとヨシタケさんは話しています。
この本の中には私の好きなヨシタケさんの絵本が何冊か紹介されています。
私のヨシタケさん絵本入門のきっかけになった
「もうぬげない」
これは7年ほど前に本屋さんで立ち読みして一人で笑ってしまい即買いでした。
( )の中は私の気持ちです。
内容は「ぼく」がお風呂に入りなさいってお母さんに言われてお着替えしていて首からお洋服が抜けなくなってしまいます。ずっとこのままだったらどうしよう!!・・・
でも、意外と生きていけるかも?!(そう・・・そうかもね!)
服が脱げなくたって偉くなった人はいるさ!(いるのかな?)
「ぼく」みたいな子は他にもいるかもしれない!(そうだね)
きっと仲良くなれると思うよ!と妄想が始まります。見つけたお友達と脱げないまま一緒に草の上をゴロゴロしたり、虫採りしたり、力強く崖の上でライオンキングのシンバみたいなポーズをとったり。
何かわかるわ~と共感する部分も多く、大人も楽しめる絵本だなと思います。
いかがですか?興味のある方、いつでもお貸しします。
一緒にヨシタケワールドの沼にハマりましょう!!
(研修センター 佐々木 美紀)