こんにちは!
現在くすのき園では、万が一施設内に持ち込まれてしまった場合のコロナの蔓延を防止するために
➀手指消毒・館内の消毒の徹底
②バイタルチェック・ワクチン接種
③ウイルスのことやコロナ時の対応を、事例をもとに学ぶ
④棟ごとの分散生活の実施
に取り組んでいます。
その中の④について紹介します。
(コロナの蔓延が、生活圏域内で広がりやすく、また、一度発生するとなかなか歯止めがかかりにくい、障害がある利用者にとって、急な分散生活はストレスを過度に抱えやすい等)
そんな、分散生活の様子の一部を皆様にご紹介したいと思います。
今回は男性棟(青葉棟・みのり棟)の様子です。
(最後まで読んでくださると幸いです(^▽^)/)
Ⅰ 一日の生活の流れは?
◆青葉棟~
AMはドライブ、缶つぶし、創作活動を行ったりします。利用者によってはPT(理学療法士)ほか支援員が協力してリハビリを実施しています。活動前はバイタルチェックを行い、まだまだ暑いので水分を忘れずにしています。PMは入浴です。順次お風呂にはいりながら、コーヒータイム、塗り絵・カラオケといったことをしています。
◆みのり棟~
AMはバイタルチェックをして入浴になります。青葉棟の利用者との接触を避けるために午前にお風呂に入ります。PMはドライブに行ったり、グランドにでてボールを使ったレクレーションをしたり、涼しい時は、近場の散歩を行ったりしています。利用者によっては、スケジュールを提示し、個別の作業を行う利用者もいます。
Ⅱ 分散生活での発見は?(発見の一部を紹介)
・Aさんは、普段違う班での活動なので、プットイン作業が得意ってことを初めて知りました。継続して何度も出来ているのでびっくりです。
・みんなで夏の塗り絵をしました。細部にいたるまで色はバラバラでしたがオリジナリティ溢れる作品の数々でした。Bさんは、塗り絵も上手だし、切り抜いた絵を上手に貼るのも上手でした。Bさんにそんな一面があるのを知らなかったので驚きでした。
・活動の随所で声掛けができていて、「自然と協力していこう」という体制が取れています。男性棟ですが、みんなの明るい雰囲気は棟内を元気にしてくれています。
・これまでは、園内に共用部があってみんながそこに集う感じでした。しかし、分散となり集う部分がなくなった為、これまで洗濯畳場として使用していたところをリフォームしました。すると、自然とそこにみんなが集まるようになり、カラオケをしたり創作活動したりできるようになりました。やはり、自室以外のどこか行く場所は分散生活では大切かと思います。最近はおっきなTVが来てみんな大喜びです!!
Ⅲ 制限の多い生活をいかに乗り越え、楽しんでいきたいか?
分散生活のなかでは、どうしても活動の場と生活の場が近く、お部屋での時間が長い利用者もいます。時にはそういうのもいいと思いますが、やはり、
「なにもしない」ではなく、「一人一人に合った楽しめる事」
を見つけてみんなで一緒に分散生活を乗り越えていきたいです。
もちろん、まずはコロナに罹らないことが大事で、その中で今までやってきた活動や新たなアイデアを持ち寄って生活できたらいいです。
「これでいいや」
ではなく、
分散生活のなかでも生活の質(QOL)の向上
を目指していきたいです。
以上になります。
今回は各棟の職員から取材をして記事を作成しました。
長文となりましたが少しでもくすのき園のことを知っていただければ幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
(藤田大・河野明・白石浩・宇野)
※写真は、みのり棟共用部でコーヒータイム、青葉棟共用部での創作!みんなでバスドライブ(笑)