「余暇」って何?答えは…そう小難しく考えなくても、自分のペースで、自分がしたい活動をし、自分の思いがかなえばベスト、な時間ではないかと思うわけです。あと、生活の豊かさを考えた時、「家庭(自宅)」と「仕事(職場)」ともうひとつ、「趣味」とか「遊び」という概念があると思うわけです。そういう「第3の居場所(サードプレイス)」みたいなものがあって、いつもと違う自分を発現できるのとできないのとでは、日々の心の余裕みたいなものが全然違うのではないかと思うわけです。だから皆が集まる場を作りたいという品行方正な思いで始めました、というわけでは全然なく、皆でおもしろいこと何かしよ!という一人一人の好奇心の固まりがこの「ゆる座」を形作っているのです。
あらためてマジメな紹介をしますが、「ゆる座」とは普段の活動や仕事などにおいて、いろんなストレスや緊張から、ウンと力を入れてがんばっておられることの多い皆さんに、この集まりには心も体も「ゆる~」くリラックスして、ひとりひとりが主役として参加してもらいたい、という意味と、漢字では「癒溜座」と書くのですが、この場が「癒されに溜まる場」となっていけば、という2つの意味が込められています。知的に障がいをお持ちの方が多く集まられていますが、そういうあまり意味のない分け隔てはなしにして、地域に暮らし働かれている皆さんなら誰でも、自分を表現したい、集まって何かをしたい、という思いをお持ちの人たちが自主的に集まり、一定のルールのもとに、参加者自身がこの「場」を作っていく、そんな活動をしています。
だから、はっきり言って障がい者の余暇支援みたいなことはやってません。あとボランティア活動というのとも何か違います。そんなややこしい垣根を作るより、同じ立場で一緒に活動を楽しみ、その中でなんか得るものがあったらええやん、という活動です。もちろんここで仲良くなった人たちで、カラオケボックスに歌いに行ったり、飯食いに行ったり、そういうスピンオフ的な活動もどんどん推進したいわけです。
毎月のうちの活動範囲にリミッターはなし。ただし①安い費用、②やさしい内容、③一日で終える、④お腹一杯になる、という原則は外していません。毎年3月の「総会」で参加者の皆さんからあげてもらったアイデアが活動のベースです。
どこかで今月の「ゆる座」のちらしを見つけて、あ、これ面白そう、と思ったら試しにどうぞ。